猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

バリアフリーの落とし穴?

早いもので、今年の4月で今のマンションに引っ越してから丸2年が経とうとしています。

新築のマンションのため、通路や天井高にもそれなりにゆとりがあります。窓ガラスは結露がつかないペアガラスを採用しており、湿気でカーテンがびちゃっとへばりつくアノ煩わしさもなく快適です。しかしそれなりによいサッシゆえ、重量が結構あり、たまに開けにくく感じるときがあります。

また玄関の扉も、空気の流れの関係で、部屋中の窓を閉め切った状態で風呂場の換気扇を回した場合、扉の外側から風圧によって押さえつけられるようになり、大人の男の手でも開きにくいときがあります。両手で押すようにしてやっと開くときもあります。

マンション共用部のバリアフリー対策に関しては、車いす対応エレベーター、1Fのオストメイトトイレ、点字案内など平均的なレベルは満たしているのかなと思っています。ただし居室の窓や扉の開けにくさを考えると、将来自分が歳をとったとき、力が足りずに窓や扉が開けられないなんて日が来るのかと思うと、正直不安になります。現にいま住んでいる子どもや高齢者なんか不便に感じているのではないでしょうか? 特に玄関の扉なんかは、有事の際の避難経路が塞がれてしまうことになります。

性能のよいもの、見栄えがカッコいいものを追求していけば、おのずと弱者が不便を感じる部分が出てくるのかななんて思いました。意外なところでバリアフリーが見落とされている箇所というのもまだまだ探せば見つかりそうです…(汗)

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明けましておめでとうございます

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少々遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

昨年は更新がだいぶ滞ってしまいましたが、本年はなるべく色々な情報をお届けできるよう努めてまいります。読者の皆さまにとっても、実り多き一年となるよう願っております。

Live-up Worker編集部一同

信頼されるメディアになるために

久々の更新となります。…と言っても今日はクリスマスイブ。今年も残すところあと数日となりました。

本家Live-up Workerの方も更新が滞っていますが、PCにトラブルがあり(例のwindows10へのグレードアップの件で)ちょっと難しい状態になっています。

特集でも色々とやりたい企画もあるので、また新年から皆さんに情報をご提供していけたらと思っております。

さて、WEBメディアについては、DeNAのヘルスケア関連媒体『WELQ』の盗作、不確かな情報掲載がかなりの問題となっていることはご存知だと思います。インターネットの検索エンジンで、サイトが上位に表示されるには、コンテンツの本数の多さが一つのポイントになっているのです。そのためWELQに限らず、どこのサイトでも「質より量」が重視されているのがWEBメディアの現状です。

Live-up Workerは、これらメディアに比べ、圧倒的にコンテンツの数では劣っており、とても太刀打ちできるレベルではありません。しかし過去の記事を読み返してみると、それぞれの分野について、識者の方々に取材を申し入れて制作していますし、客観的に見ても、内容のレベルや信ぴょう性は数あるサイトの中で何も引けを取っていないと思います。

今後WEBメディアが生き残っていくためには、その分野における専門家がしっかりと監修していること、そして作り手も含めた人の顔が見えることなのではないかなと思っています。逆に言えば、匿名性が高かったからこそ、盗作やら無責任な記事が蔓延したわけで… 

とは言いながらも、リリースの最後の最後まで緊張感を持って手を抜かずにやるのは大切なこと。安易な道に走らぬよう、自分自身に言い聞かせながら引き続き努力していきます。

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21年ぶりの海水浴場

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中学校時代は水泳部だったせいか、この齢になっても泳ぐことが好きです。

去年は一度も海に行けなかったのですが、今年は友だちの誘いもあり茨城・大洗と千葉・外房、2回行くことができました。

写真は2回目に行った守谷海水浴場。高校に入学した年、中学時代の水泳部の仲間たちと一緒に行ったのを最後に来ていなかったので、実に21年ぶりに訪れました! 沖に200~300メートルほど泳いだところに鳥居のある岩の島があって、荒波に揉まれながら上陸したのを覚えています。

しかし今年は波が荒いらしく、監視員の方に聞いたところまだ一度も遠泳&島への上陸が許可されてないんだと。結局島への上陸は断念せざるを得ませんでした(残念)

毎年のように海の事故が起こり、当時に比べ規制が厳しくなっているのかもしれません。でもあきらめきれない! 来年こそはリベンジしてやるぜ!(でも行く前に要確認)

天職と転職

2013年に始まったLive-up Worker。

記念すべき第1回目の特集が「私の転職事情」というシリーズでした。

第1回特集 私の転職事情1 | 介護の応援マガジン Live-up works

第1回特集 私の転職事情2 | 介護の応援マガジン Live-up works

他業種から転職して福祉・介護関連のお仕事に就いた人へのインタビューをしました。転職して良かったこと、逆に辛かったこと。色々とあるとは思いますが、取材を通じてお二人とも前向きに人生を楽しんでいるなという印象を受けました。

そろそろ第2回をやりたいな~ とは思っているのですが、なかなか登場してくださる転職者が見つからない。現場で頑張っている人たちの協力がなければこのサイトは成り立たないものなので、「ぜひ出てみたい!」「協力してもいいよ」という人がいればご連絡ください。

さて、介護業界の求人は各方面非常に活発なものですが、同時に慢性的な人手不足を露呈しています。僕の友人もハローワークへ行ったら、しきりに介護の仕事を勧められたと言っていました。人手が増えてくれるのは非常に良いことですが、残念ながらどの仕事に対しても「向き・不向き」というものがあります。介護の世界に飛び込んだはいいけど、やはり向かなかったという人もいることだと思います。「具体的に〇〇が耐えられなかった」「ここが想像と違っていた」などふたを開けてみなければわからないことなんてワンサカあるとは思いますが、採用時点でのミスマッチを極力減らせれば、雇用者・被雇用者ともに余計な労力を使わなくて済みますしね。

その人が一番輝ける場所、一番その人らしくいられる世界で活躍することが大事なのではないでしょうか。

「裏・私の転職事情 ~ワタシは〇〇で介護を辞めました」という特集があってもいいかもしれない。

さっそくこの人↓にインタビュー依頼でもしてみるかな…

www.daily.co.jp

 

編集後記~ 10年間の家族介護

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2年ぶりとなったスペシャルインタビュー。

第17回特集:スペシャルインタビュー | 介護の応援マガジン Live-up works

今回ご登場いただいたのは、シンガーソングライターの神部冬馬さん。あの『なごり雪』で有名なイルカさんのご長男です。僕が中学2年のとき、音楽の授業の課題でギターを弾くというのがあったのですが、そのときの課題曲がなごり雪だったんですね。

冬馬さんは音楽プロデューサーだったお父さん(故・神部和夫さん)の介護を10年間していたこともあり、そのときの苦労話もたくさん聞くことができました。パーキンソン病は徐々に体をむしばんでいく病気でもあるので、本人も家族も長い闘病生活を覚悟しなくてはなりません。

中学から大学1年生までと多感で遊びたい時期に介護が重なったことも冬馬さんの青春に少なからず影を落としたようです。冬馬さんは一人っ子。そしてお母さんは多忙なミュージシャンということもあり、必然的に冬馬さんが付きっ切りでなければならない時間も多くありました。しかし男同士で料理をしたりゲームをしたりと、和夫さんが多忙だったときとは打って変わって父子水いらずの時間を過ごせた思い出は、もしかしたら冬馬さんにとって宝物なのかもしれないな、と取材を終えてふと思いました。

病状の悪化とともに家族介護だけでは限界が生じ、途中からヘルパーが自宅に来るようになり、家族・ヘルパーで和夫さんのケアをする二人三脚の生活がスタートしました。和夫さんが亡くなってから10年が経ちますが、今でも当時のヘルパー、入院先の病院スタッフとも交流があるようです。それもやはり冬馬さんもイルカさんも、治療・介護に携わってくれた人たちへの「感謝」の気持ちがあるからこそ続いている付き合いなのでしょう。

先日の相模原市で起きた障がい者施設殺人事件の犯人は、障がい者への過剰な嫌悪感が募りに募って凶行へと及びましたが、警察の取り調べに、家族がまったく見舞いに来ないことへの不信感、不満も供述しています。

家庭での介護に限界がある、その延長として社会福祉があるのであって、「手に負えないので施設に入れました。後はお願い!」というスタンスでは家族としてやはり無責任だと思います。おそらく全国の施設でも、一向に来所しない家族への不信感、不満を抱いているスタッフは大勢いると思います。

少しでも時間を見つけて会いに行ってあげる、そしてそこでスタッフの人と色々話してみる。こういった信頼関係をコツコツ築いていくだけでも、福祉の現場って雰囲気が変わるのかもしれません。

 

「家族」でもできること

「家族」にしかできないこと

もう一度考えてみませんか?

名横綱逝く

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横綱千代の富士が亡くなりました。僕がまだ小さかったころ、角界をリードした力士の一人であり、相撲という枠組みにとらわれず、プロ野球選手やオリンピックアスリートと並び子どもたちからもあこがれるような存在でした。改めてお悔やみ申し上げます。

ただし生粋の天の邪鬼な僕は、いわゆるエース、みんなが好きになるような人は好まず二番手で後を追うような人(チーム)や、弱いものが強いものを叩くみたいな構図が好きでした(千代の富士より双羽黒北尾光司)を応援していたのは黒歴史です(笑))。

2013年に大鵬、昨年は北の湖とこの4年間で三大横綱がすべて鬼籍に入ってしまいました。力士は短命とは良く言われますが、リアルタイムで見ていたスターだけに驚きは隠せません。

今の20代の人たちからしたら遠い昔に活躍した人のように映るかもしれません。過去のLive-up Wokerでも相撲そして横綱の系譜を取り上げております(以下リンク参照)。あまり相撲に詳しくないという方はぜひご参考にしてください。

 

liveupworks.com