猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

寿命

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かれこれ10年ほど愛用していたボールペンが壊れました。先端の金具の内部のプラスチックがボッキリ折れてしまい、これはもう修復不可能。新しいのを買うことにしました。

他にも、ポケットに差すクリップは折れ、胴体の白いストライプ模様は摩擦によって完全に消え去り、ラバーの部分は積年の指圧でへこんでいる。写真からではうまく伝わらないかもしれないけど、完全にボロボロです。

思えば10年前、取材先でペンを忘れたことに気づき、急きょ同じビルの地下にあるコンビニで購入したのが出会いでした。手に取った瞬間、僕の手のひらにすっぽり収まる感覚が気に入り、どんなに早く、どんなに大量に文字を書いてもホントにストレスを感じない理想のペンでした。たった200円の安い買い物でしたが、こいつ以上のペンはこの世に存在しません(多分…)。ギターや車とかと同じで、抱えた瞬間、ハンドルを握った瞬間に何か運命的なものを感じる瞬間ってあるんだと思います。

「俺も10年間それなりに頑張ってきたんだな…」。へこんだラバーを眺めてそんな思いになりました。

ボッタクリ2020

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先日聞いた話ですが、茨城に住むある家族が味の素スタジアム(東京都調布市)で行われたサッカーの試合を観戦するため、近隣のホテルを予約しようとしました。試合は夜。試合後調布から茨城に帰るのにもかなりの時間がかかるので、いっそ宿泊して翌日帰った方がよいと判断したのでしょう。

予約を取ろうとしたところ、提示された宿泊費がなんと10万円! さすがに払うのがバカバカしくなり、結局は疲れた体で子どもを抱きかかえて帰路に着いたそうです。

年末年始、GWなどに宿泊施設の料金が一時的に跳ね上がるのは誰もが知るところ。
しかしいくらか割増になるのならまだしも、2~3倍に増えるのはどう考えても足元を
見ているとしか言えません。そもそも休日に上がるコストなんて、従業員の休日手当くらいで済むはず。燃料費の乱高下によってチケット代が変動する飛行機とはわけが違うでしょうし。

 

2020年に東京オリンピックパラリンピックが開催されますが、押し寄せる来日者の数に対して宿泊施設の数が足りなくなると予測されています。在来の宿泊施設だけには頼りきれないこともあり、Air BnB(民泊)の活用を促す声も聞かれていますが、セキュリティ面の問題や、マンション自治会や所有者の強い反対もあり、2020年までにどこまで民泊が普及するのかも不透明です。

恐らく何らかの規制をかけなければ、周辺ホテルの五輪期間中の超絶ボッタクリ価格設定は避けられないでしょう。本来はその代替案となるはずの民泊に対しても、難色を示す人が多くまったく進展が見られない。

決して裕福な国から来る人たちばかりではないでしょうし、かさむ費用のために来日を諦めてもらうのも、ホスト国としてはなんとも忍びない気持ちになります。このまま何も対策を取らないようでは「お・も・て・な・し」は全くの詭弁となってしまうのではないでしょうか??

 

(参考)国際観光ホテル整備法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO279.html

昭和24年にできた法律で、外国人観光客でも安心して宿泊できるよう設備、サービス面などで一定の基準を設けた法令。登録されているホテルは、規定の宿泊費を事前に届け出る(告示する)義務があるため、勝手に価格設定をいじることができない。ただし登録外のホテルはこの範囲でないため好きなように価格を吊り上げることも可能なんだとか。

バリアフリーの落とし穴?

早いもので、今年の4月で今のマンションに引っ越してから丸2年が経とうとしています。

新築のマンションのため、通路や天井高にもそれなりにゆとりがあります。窓ガラスは結露がつかないペアガラスを採用しており、湿気でカーテンがびちゃっとへばりつくアノ煩わしさもなく快適です。しかしそれなりによいサッシゆえ、重量が結構あり、たまに開けにくく感じるときがあります。

また玄関の扉も、空気の流れの関係で、部屋中の窓を閉め切った状態で風呂場の換気扇を回した場合、扉の外側から風圧によって押さえつけられるようになり、大人の男の手でも開きにくいときがあります。両手で押すようにしてやっと開くときもあります。

マンション共用部のバリアフリー対策に関しては、車いす対応エレベーター、1Fのオストメイトトイレ、点字案内など平均的なレベルは満たしているのかなと思っています。ただし居室の窓や扉の開けにくさを考えると、将来自分が歳をとったとき、力が足りずに窓や扉が開けられないなんて日が来るのかと思うと、正直不安になります。現にいま住んでいる子どもや高齢者なんか不便に感じているのではないでしょうか? 特に玄関の扉なんかは、有事の際の避難経路が塞がれてしまうことになります。

性能のよいもの、見栄えがカッコいいものを追求していけば、おのずと弱者が不便を感じる部分が出てくるのかななんて思いました。意外なところでバリアフリーが見落とされている箇所というのもまだまだ探せば見つかりそうです…(汗)

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明けましておめでとうございます

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少々遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

昨年は更新がだいぶ滞ってしまいましたが、本年はなるべく色々な情報をお届けできるよう努めてまいります。読者の皆さまにとっても、実り多き一年となるよう願っております。

Live-up Worker編集部一同

信頼されるメディアになるために

久々の更新となります。…と言っても今日はクリスマスイブ。今年も残すところあと数日となりました。

本家Live-up Workerの方も更新が滞っていますが、PCにトラブルがあり(例のwindows10へのグレードアップの件で)ちょっと難しい状態になっています。

特集でも色々とやりたい企画もあるので、また新年から皆さんに情報をご提供していけたらと思っております。

さて、WEBメディアについては、DeNAのヘルスケア関連媒体『WELQ』の盗作、不確かな情報掲載がかなりの問題となっていることはご存知だと思います。インターネットの検索エンジンで、サイトが上位に表示されるには、コンテンツの本数の多さが一つのポイントになっているのです。そのためWELQに限らず、どこのサイトでも「質より量」が重視されているのがWEBメディアの現状です。

Live-up Workerは、これらメディアに比べ、圧倒的にコンテンツの数では劣っており、とても太刀打ちできるレベルではありません。しかし過去の記事を読み返してみると、それぞれの分野について、識者の方々に取材を申し入れて制作していますし、客観的に見ても、内容のレベルや信ぴょう性は数あるサイトの中で何も引けを取っていないと思います。

今後WEBメディアが生き残っていくためには、その分野における専門家がしっかりと監修していること、そして作り手も含めた人の顔が見えることなのではないかなと思っています。逆に言えば、匿名性が高かったからこそ、盗作やら無責任な記事が蔓延したわけで… 

とは言いながらも、リリースの最後の最後まで緊張感を持って手を抜かずにやるのは大切なこと。安易な道に走らぬよう、自分自身に言い聞かせながら引き続き努力していきます。

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21年ぶりの海水浴場

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中学校時代は水泳部だったせいか、この齢になっても泳ぐことが好きです。

去年は一度も海に行けなかったのですが、今年は友だちの誘いもあり茨城・大洗と千葉・外房、2回行くことができました。

写真は2回目に行った守谷海水浴場。高校に入学した年、中学時代の水泳部の仲間たちと一緒に行ったのを最後に来ていなかったので、実に21年ぶりに訪れました! 沖に200~300メートルほど泳いだところに鳥居のある岩の島があって、荒波に揉まれながら上陸したのを覚えています。

しかし今年は波が荒いらしく、監視員の方に聞いたところまだ一度も遠泳&島への上陸が許可されてないんだと。結局島への上陸は断念せざるを得ませんでした(残念)

毎年のように海の事故が起こり、当時に比べ規制が厳しくなっているのかもしれません。でもあきらめきれない! 来年こそはリベンジしてやるぜ!(でも行く前に要確認)

天職と転職

2013年に始まったLive-up Worker。

記念すべき第1回目の特集が「私の転職事情」というシリーズでした。

第1回特集 私の転職事情1 | 介護の応援マガジン Live-up works

第1回特集 私の転職事情2 | 介護の応援マガジン Live-up works

他業種から転職して福祉・介護関連のお仕事に就いた人へのインタビューをしました。転職して良かったこと、逆に辛かったこと。色々とあるとは思いますが、取材を通じてお二人とも前向きに人生を楽しんでいるなという印象を受けました。

そろそろ第2回をやりたいな~ とは思っているのですが、なかなか登場してくださる転職者が見つからない。現場で頑張っている人たちの協力がなければこのサイトは成り立たないものなので、「ぜひ出てみたい!」「協力してもいいよ」という人がいればご連絡ください。

さて、介護業界の求人は各方面非常に活発なものですが、同時に慢性的な人手不足を露呈しています。僕の友人もハローワークへ行ったら、しきりに介護の仕事を勧められたと言っていました。人手が増えてくれるのは非常に良いことですが、残念ながらどの仕事に対しても「向き・不向き」というものがあります。介護の世界に飛び込んだはいいけど、やはり向かなかったという人もいることだと思います。「具体的に〇〇が耐えられなかった」「ここが想像と違っていた」などふたを開けてみなければわからないことなんてワンサカあるとは思いますが、採用時点でのミスマッチを極力減らせれば、雇用者・被雇用者ともに余計な労力を使わなくて済みますしね。

その人が一番輝ける場所、一番その人らしくいられる世界で活躍することが大事なのではないでしょうか。

「裏・私の転職事情 ~ワタシは〇〇で介護を辞めました」という特集があってもいいかもしれない。

さっそくこの人↓にインタビュー依頼でもしてみるかな…

www.daily.co.jp