猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

機械を長く使うならば忘れてはいけない

 

愛知・東海市の製鉄所で爆発、15人けが(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

愛知県にある新日鉄住金の製鉄所でまた爆発・火災事故が起きました。

毎年こういった製鉄所での事故は増え続け、ニュースになっていないものも含めたら、相当数起きています。また当然死亡事故が起きていることも容易に想像できます。

僕はかつて鉄鋼メーカー関連の仕事をしていたのでわかるのですが、製鉄所では老朽化した設備を繰り返し何度もメンテナンスしながら操業しています。新規設備の導入はお金がかかるというのも大きな理由ですが、「品質の担保」という意味では、真新しい設備で製鉄するよりも、多少古くても使い慣れた設備の方が品質が安定するからなんです。

まあ、既存のものを大事に長く使うという精神は良いとは思います。ただここまで事故が頻発しているようでは何か対策を講じなくてはいけませんね。

閑話休題。介護の世界でも介護ロボットの導入が普及しつつありますが、こういった機械のメンテナンスも安全を担保するうえで重要になってきます。もちろん根本的なメンテナンスは業者がやるものなのでしょうが、日々の管理・点検は施設職員の手にかかっていると思います。事故につながらないよう、きちんとした管理と運転ルールを守ってほしいと思います。

最後に。鉄鋼業などの製造業ではこの言葉が日々のあいさつとして使われています。

「ご安全に」

安全第一に資する言葉ならもっと色々な業界で普及していってもいい大事な言葉だと思います。