猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

求人

先日高校時代の先輩と飲みました。定期的に会う人なのですが、この春、10年ほど勤めた会社を辞めて転職したとのこと。

転職するにあたりハローワークにも行ったらしいのですが、職員がやたら介護職を勧めてきたそうです。

全国的に見て求人案件が多い介護業界。池袋のハローワークは介護・福祉関係専門の部屋があるくらいで、力の入れようが伺えます。

しかし職員は求職者の経歴や性格、希望などを踏まえたうえで勧めているのでしょうか? 合わない人間を無責任な押し付けで就職させたとしたら、雇った施設、お年寄り、そして本人にとっても不幸なこと。仕事が長続きするはずもなく、

 退職(教育時間のムダ)

  ↓

再度募集(求人費用のムダ)

  ↓

またすぐ辞める

  ↓

リスクを恐れて正社員雇用を控える

  ↓

人が集まらない(人手不足)

  ↓

職員一人ひとりの負担が多くなり疲弊する

  ↓

今いる職員まで辞めてしまう(さらなる人手不足)

 

という負のスパイラルに陥ることも容易に想像できます。

介護業界に興味があり希望する人以外にはむやみに勧めないこと。また出産・育児など何らかの事情で現場を離れた経験者に対し復職しやすい環境を整える方が現実的なような気がします。

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