猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

働くってすばらしい

 厚生労働省は、平成25年度の「使用者による障がい者虐待の状況等」の取りまとめ結果を平成26年7月18日に公表した。

http://www.caretomo.com/carenews/1114

 

やはり弱者に対しての虐待はどのような形であれ跋扈しているものなんですね。老人施設での虐待や動物に対しての虐待もそうですが、モノを言わない、言えない、仮に反抗したとしても簡単に力で押さえつけたり籠絡できる相手に対して、このような行為をするのは卑怯以外何物でもない。「パワハラ」なんて生優しい言葉で片付く問題じゃあない。

「でも、このような結果発表あるということは、日本はそれだけ障害者雇用が進んでいるんでしょ?」

「日本の企業は障害者雇用に理解を示している証拠だよね?」

と思われる方もいると思うが、答えは素直にYESとは言えません。

日本には「障害者雇用促進法」という法律があり、全体社員数に対する一定の割合数で障害者を雇用するよう企業に勧めています。

しかし実際は「法律だから」「企業の社会的責任ですから(キリッ)」といった具合に義務感で行われているケースが多いのです。確かに健常な人と比べやれることは限られるかもしれませんが、社会ひいてはそこに暮らす人たちが、人間一人ひとりの可能性を尊重し、誰もが平等に働ける社会を作っていくことが今後求められるでしょう。

 

…と書くとなんか優等生的発言ですが、結局働けば給与が出る。そうすれば納税の義務が生じる。社会保障費の逼迫や生活保護費の不正受給が問題になっていますが、与えられる側の人間が少しでも生産(≒納税)側に回れば、世の中少しは良くなるんじゃないかなと思いますよ。