猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

リチャードなキース

編集業をやっている人ならだれでも経験あることとは思いますが、外来語をカタカナで書くにあたり、どのように表記するか。

例えばインドの都市「カルカッタ」は「コルカタ」。「スキューバ・ダイビング」は「スクーバ・ダイビング」など、独自のこだわりか(?)と思えるようなものもあります。

大手各新聞社、雑誌社などは独自の表記統一のガイドラインみたいなものがありますが、小さな出版社なども含めると、その表記はまさに千差万別です。

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さて、上記は1987年にシンコ―・ミュージックが発行した『スーパー・ロック・ギタリスト』という書籍。まあ海外の有名ギタリストを紹介した本ですね。ここではローリング・ストーンズのギタリストを「キース・リチャー」と表記しています。一般的には「リチャーズ」で通っていますが、デビュー当時は複数形の「s」を取り「リチャード」と呼ばれていたため、その名残か同社独自のこだわりなのかはわかりませんが単数形表記です。

いまだに熱心なオールド・ファンの間では「リチャード」と呼ぶ人も少なくなく、リチャーズにするかリチャードにするか、表記に関してはちょっと迷ってしまいそうですね。

ところがそんなジレンマを一瞬で打ち砕く表記を見つけてしまいました。

 

 

 

 

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キース・リチャードズ

この発想は無かったわー