いつも記事を参考にさせていただいているダイヤモンド・オンラインさん。
9月18日付けでこんな記事が出ていました。
今後の日本の成長産業は介護しかない しかし問題は労働力確保と財源面|野口悠紀雄 2040年「超高齢化日本」への提言|ダイヤモンド・オンライン
まあ経済誌なので内容は大方正しいのだとは思います。でも僕は記事を読んでいません。途中から会員登録をしなければ全文読めないのですが、正しくは「読む気がおきなかった」とでも言いましょうか…
実はこの筆者の野口氏の著書をかつて読んだことがあるのですが、日本経済の停滞の原因は、アメリカ、欧州が先導している金融政策に日本が乗り遅れたことだと指摘していました。同時に第一次、二次産業などの製造業をいち早く労働力の安い海外にアウトソーシングするべきだと主張していました。
経済について僕はシロートですが、つい数年前まで「金融しかない」と言っていた人に、今度は「介護しかない」と言われてもねぇ… 本人の考えが変わったのか、はてまた世の趨勢が変わったのか…
また同著では、同じく金融政策に乗り遅れ、製造業に固執しているドイツを批判していました。ところが昨年発表されたEU諸国の貿易収支を見てみるとドイツの一人勝ちでしたね。(関連記事↓)
http://thepage.jp/detail/20131121-00000010-wordleaf
黒字の原因はやはり製造業の圧倒的な強さ。「ものづくり」へプライドなんだと思います。
多少の浮き沈みはあれど、この世に人間が居るかぎり製造業も金融も福祉もゼロになることはありません。世の変化に敏感になることは大事ですが、自分は「仕事」を通じて何を表現していきたいのか、世の中にどんな貢献をしていきたいのか、一人ひとりが強い意欲とプライドを持つことがまずは大事なんじゃないかと思います。朝令暮改で主張を変えている学者なんかより一所で愚直に仕事を頑張っている人の方がよっぽどカッコいいですよ!!