介護労働人口の不足が叫ばれている現在ですが、その対策として、厚生労働省は保守的で地元意識の強い若者(通称マイルドヤンキー)に介護職をあっせんするプロジェクトを進めているとのことです。
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主たる産業や観光もなく働き口が乏しい土地で、地元志向の強い人たちに介護職に就いてもらおうというのは決して悪くないアイディアだと思います。しかし厚労省の意図を見る限り、「低学歴の人間でも就ける仕事」「低収入でもやりくりできる環境にある」など、明らかに地方人を見下しているスタンスなんですよね。
記事を読んでいて閉口したのが、厚労省の福祉人材確保対策室長だった竹内和久氏の発言。
以下コピペーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前出の竹内氏は、会場に詰め掛けた全国の福祉・介護施設の経営者やリーダーたちに向かって「近くのショッピングモールで軽自動車に乗りエグザイルを聞くような若者を見かけたら、すぐに声をかけてください。彼らはいい人材ですからね」と笑いを誘おうとしたが、会場には戸惑いが広がった。
この違和感こそ、霞ヶ関の官僚たちが机上で考えていることと実際の介護現場で葛藤している人たちが感じていることのギャップなのだろう。
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とりあえず竹内さん、まずはご自身が〝ショッピングモールで軽自動車に乗りエグザイルを聞くような若者”をスカウトして実例を見せてくださいよ。