猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

NPO法人について


介護事業者のNPO法人設立の是非を考える

ある介護事業者からNPO(特定非営利活動)法人設立の相談を持ちかけられたコンサルタント(以下、筆者)の記事です。

ざっと説明すると、その事業者はNPOを通じて新規顧客の獲得や送迎用自動車の提供を目当てとしているだけで、肝心の活動の趣旨がおざなりになっている点を筆者が指摘しています。

僕も仕事を通じていくつかのNPO団体を見てきましたが、起源は以下の2つに大別できると思います。

市民グループ(個人)が発起人となり設立された法人

②企業・自治体などが、自らの外郭団体として設立した法人

この事業者は②に当てはまると思いますが、営利団体として機能しているはずの介護事業者がなぜわざわざNPO法人を立ち上げるのか疑問が残ります。所得隠しに使われるのか、はてまた天下り先確保のためなのか… と色々と邪推してしまいますね。

特に近年、こういったNPOが乱立していることもあり、それにともなう詐欺などの被害も増えています。また暴力団がその存在を隠すために立ち上げるケースも見受けられます。そのため設立・活動条件が厳しくなりつつありますが、あやふやな理由で立ち上げてもそんな団体に未来はないでしょう。

私は、営利・非営利に関わらず、一番大切なのが理念(理想)だと思っています」

筆者が本文中で述べているこの言葉がすべてだと思います。