猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

私の(音楽)履歴書 その1

ちょっと介護のテーマと外れる内容になりますが、前々回のブログで話題になった「エグザイル」。

http://liveupworks.hatenablog.jp/entry/2015/04/05/222641

EXILEAKB48とかって若者世代の象徴的存在というか、「とりあえずこのあたりの名前出しときゃ若い人にはウケるんじゃね?」みたいな感覚がオヤジ世代にはあるんでしょうね(厚労省の竹内氏に聞いてみたい)。

若者全体の嗜好を特定のアーティストに結びつけてしまうのは典型的なステレオタイプの発想で、ちょっといただけないかなと思います。若い世代でもエグザイルを嫌いな人もいるだろうし、もっと貧欲に色々な音楽を聴いている人もいますしね。

とはいえ僕が中学生だったころは、今思い返すだけでも恥ずかしくなるような没個性・音楽リスナーだったと思います。この場を借りて僕の音楽遍歴を紹介していきたいと思います。

 

CDのレンタルができる「TSUTAYA」の先駆け的な店が増え始めた1990年初頭。TV「ミュージックステーション」のCD売上ベスト10にランクインされたCDシングルを片っ端からレンタルして60分カセットテープに落とし込んで、それをドヤ顔しながらSonyウォークマンで聴くというのが僕の通っていた中学の定番でした(←ホントぶっ飛ばしたくなるぐらいクソ生意気な連中ばかりだったと思う)。

それでも自分の好みで曲順を選んだり、人が借りないようなマニアックな曲を途中で混ぜたり、自分だけのオリジナルテープを作る楽しさもありました。店側も絶対ヒットするであろうシングルは大量に入荷するので、CDの奪い合いになることはなく、中学生のガキ共はみな平等にCDをレンタルすることができました。

反面ヒット期間が終わると、大量に余ったCDシングルの処分に困った店は、1枚100円といった捨て値を付けワゴンに詰めてたたき売りするのだが後の祭り。すでに皆テープにダビングしている手前誰も買わない。そして僕たちはレンタルショップに行くたびに、ワゴンに大量にぎゅうぎゅう詰めにされたTRFのCDに目をくれることなく、最新CDコーナーへ馳せ参ずるのであった。あとどうでもいいが、KATSUMI

http://www.bright-days.com/ のCDがやたら大量にワゴンで売られていたと記憶している。大して人気なかったのに。

そんな僕も中学を卒業、高校入学と同時に音楽の趣味も、周囲の音楽環境もガラリ180度変わることになるのであった(つづく)。