猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

アイドルの卒業

少し前の話になりますが、SMAPの草なぎ君が韓国語を学習する番組をやっていたのを覚えているのでしょうか? たまたま番組の最終回を観たのですが、その中で来日して日本語を学習している韓国人の女の子が日本語で作文を読み上げるシーンがありました。

 

SMAPはとてもうらやましいです。年を重ねてもアイドルでいられるのはうらやましいです。韓国ではアイドルでいたくても、年を取れば引退して俳優だったり別の道へ進まなくてはいけません」といった内容でした。

 

この子の作文を聞いて、正直韓国の考え方のほうが正常なんじゃないかと思いました。30歳を過ぎれば俳優なり歌手なり、はてまた元メンバーの森君のようにまったく違う道に進むのもごく自然なことではないかと思います。

今回の事務所退社や移籍の騒ぎは、結局メンバー全員が事務所に残ることで収束しましたが、誰もが抗うことのできない巨大な権力が背後でうごめいている、そんな印象を受けました。メンバーも30代後半から40代に差しかかっているわけだし、心機一転、新たなステージで活躍する姿に期待していただけにちょっと残念でした。

ギターの神様と崇められている、エリック・クラプトンですら「50歳を過ぎて初めてやりたい音楽をやれるようになった」と言っています。練習を重ねて50歳になって初めて理想の音を出せるようになった、という意味もあるとは思いますが、マネジメントのしがらみから解放された、と捉えるのが正解でしょう。たくさん稼いで商業的成功を収め事務所に貢献してきたのだから、ある程度の自主性は持たせてあげるべき。そこで出た答えが「独立」というのならば喜んで送り出してあげようじゃないか…… って気にならないんですかね。

ここまで世間を騒がせて、正直事務所にはもう居場所がないのではないかと思います。それでも会社にしがみついてしまった5人。このまま永遠にJ一家の傀儡でいるのかと思うと少し哀れに思います。

 

 

 

 

 

 

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だってさ。