猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

あの日のカレーライス

暑い日が続くなーと思ったら急に寒くなったり… そんな関東も梅雨明けしたら急激に暑くカラッと晴れた日が続くんでしょうねぇ。

さあ大西家ではそんな暑い夏を乗り切るスペシャルメニューがあります。それは夏野菜カレーです。

 

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嫁の実家で家庭菜園をやっているので、お母さんからいただく野菜を具材にカレーを作ります。ナス、ズッキーニ、トマトなどは長時間煮込むと形崩れがするので、ルーをある程度の時間煮込んだあとでこれら夏野菜を鍋に投入します。あとはすりおろしニンニクと大量のカルダモンパウダーを入れて出来上がり。

昔からカレーは大好物なんですが、僕が子どものころ母は2種類のカレーを用意していたのを思い出します。ひとつは僕ときょうだいが食べる甘口のカレー。もう一つは両親が食べる大人向けの辛口のカレー。

当時はまだ辛口が辛すぎて食べられなかったのですが、少しだけルーをつまみ食いすると、甘口では味わえない、あのスパイシーな独特な味が口いっぱいに広がったのを思い出します。

時が経ち大人になって辛口でも平気で食べられるようになったのですが、何か子どものころに食べたカレーと同じ味がしないんですよね。市販のルーなんて大して変わるはずないのに… 

でもそれはルーの味が変わったのではなく、僕の味覚が変わった、だから違う味に感じるのでしょうね。プールサイドで食べるカップラーメンがやたらと旨く感じられるのと同じように、その場のシチュエーションて大事! あの時の僕だからこそ旨く感じられたのだと思います。

今の子どもたちは、あまり食べ物に対しての感動がないと聞きますが、人間はいくつになっても食べることから得られる活力、楽しみは尽きないものなんだと思います。