猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

時は金なり

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今年も残すところあと1か月と少々。齢を取ると時間が経つのが早く感じるとは言いますが、2019年はホントに矢の如しで過ぎて行った気がします。

「時間」と言えば、先日ネット記事でホリエモンこと堀江貴文が、時間を無駄にすることに対する嫌悪感をあらわにしていました。過去も今も、超多忙な生活を送っていると思うので、経営者というか一事業主としてスケジュール管理が厳格なのは当たり前ですよね。正直、この人のコメントは「本当に人の血が通っているのか!?」「てめぇの血は何色だー!?(←これは言い過ぎ)」と思えるほど冷酷で無慈悲(良く言えば合理的なんだけど)なものですが、成功者の一意見として耳を傾ける価値はあるかと思います。

確かに、誰かに合う、電話で話すといったプロセスは、言い換えれば“相手の時間を奪う”ことに相当します。僕も仕事で、お時間をいただき取材することがあるので、「時間を奪う」意識を持たなくてはいけません。

インタビュー記事の場合、僕は極力「会って」話を聞き出すことにこだわりがあります。かつての上司に、この“こだわり”の話をしたところ、「向こうも時間が余っている人ばかりでないから電話やメールで済ませた方がよい場合もあるよね」と軽く諭されました。

それでも書面や電話だけだと、その人の表情や職場の雰囲気など微細なニュアンスをつかむことが難しいのです。自分なりの「発見」がないと、記事は躍動感が生まれないし、書いていてなんとなく味気無さを感じてしまいます。そして相手にも、「時間を割いてでも(大西と)合う価値があった」と思ってもらいたい。ここまで書くと「なんだこの意識高い系?」と思われるかもしれませんが、うまく行けば自分と相手の価値をともに高めることにつながるような気がします。

とにかくトントン拍子でアポを取っていると、つい「時間を奪う」ことの責任感が薄れてきてしまいます。このあたり、もう一度気を引き締めて頑張りたいと思います。自戒の意味を込めて。