猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

五感で感じる回想法

認知症の進行緩和に効果があると言われる「回想法」。NHKでは過去の懐かしの映像を
集めたコンテンツを提供中です。

回想法ライブラリー(NHKアーカイブス
https://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/

こういったコンテンツは、当然目で見て(視覚で)当時に思いを馳せることになります。個人的な意見ですが、視力が衰えている高齢者も多くいることから、「視覚」だけに頼らないコンテンツもあったらよいな、と思います。

人間は、視覚のほか「聴覚・嗅覚・味覚・触覚」を含めた五感が備わっています。
せっかくならばそれらをフルに活用したいところ。

 

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突然ですが、上の写真は伊豆近海で獲れたキハダマグロのブロック。もちろん天然物です。

刺し身で食べたら、なんだか小さいころに食べた「懐かしさ」を感じることができました。トロの部分は少ないですが、回転ずしで出てくるような養殖物特有の匂いも感じない。

これも、嗅覚・味覚で感じる「回想法」なんだなと実感しました。コロナ禍のいま、マスクの常時着用は避けられない状況で、人間にとって大切な五感を育む上で大きな障壁となっている気がします。特に子どもたちは、大人ではわからないようないろいろなモノを吸収しますからね。早くコロナが収まって、“こころ”がしっかり育まれるような環境に戻れるよう願います。