猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

進次郎と僕

 

「新会長になるのは初めてです」

 

去年の自民党総裁選で敗れた小泉進次郎氏ですが、石破総理が務めていた自民党水産総合調査会の会長に就任したようです。そういえば、年明けの業界紙主催の座談会にも出席していましたね。

世間一般の彼の評判は決して良いものではありません。唯一の実績は「レジ袋を有料化したくらい」で、それすら国民にとって全く無益な愚策だ、などと揶揄されています。

 

僕個人の意見ですが、僕はレジ袋の有料化は結構大きな実績だと評価しています。

これまで、スーパーやコンビニの買い物と同時に、ほぼ無条件で付けてもらっていたレジ袋。でも買い物が済めば、そのままゴミとして捨ててしまうケースがほとんどで、特に少量の買い物の場合、役目を終えたらすぐにゴミ箱行きとなっていたはずです。

ところが有料化になったことで、消費者は本当に袋が必要かどうかを“考える”ようになりました。マイバッグ(エコバッグ)を持つ人が増え、バッグがないときでも、買い物が少量の場合は手持ちのカバンに入れてしまえば万事OK。心なしか、道端に落ちているレジ袋も減ったような気がするので、環境美化にも寄与したことになります。

 

かつて僕がリサイクル専門誌の編集をやっていたとき、クライアントが僕に言ったこと。
「レジ袋1枚とっても、薄く、強度を上げるために、どれだけの英知が込められているのか。ものづくりの大変さを考えたら、これをタダでばら撒いてしまうなんてとんでもない」
この言葉がずっと胸に引っ掛かっているんです。

環境保護のための「3R」(リユース・リデュース・リサイクル)が推奨されて久しいですが、Refuse(リフューズ・断る)は3Rの前段階で実践できる、最も基礎的な環境保護だと思います。


…でも、結構な数の人がいまだに有料化に反対している。そんな人たちに僕は声を大にして言いたい。

 

「レジ袋は有料でもらうのではなく、お金で買えばいいんですよ」