猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

イチローの殿堂入りコメントに思う

今年1月に、日本人選手としては初となるアメリカ・メジャーリーグ野球殿堂入りを果たしたイチローさん。惜しくも満票獲得とはなりませんでしたが、その点も含めて非常に興味深いコメントを残しています。

個人的に心に刺さったのは以下の言葉。

 

「足りないものを補いようがないですけど、努力とかそういうことじゃないからね。いろんなことが足りない。人って。それを自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです。(中略)不完全であるというのはいいなって」

 

この「自分なりの完璧」って、特に大人にとっては重要なことだと思うんです。子どもや成長期の人間は、自分の意志ではなく、親や先生など各指導者の決めたことを守り、それを実践する。知能や経済面で成熟しているわけではないので、自分なりの考えやポリシーが完成される前に、まずは周囲の大人が敷いたレールに乗っかり、大人になるための準備をします。

でも成人し、社会的に地位が高くなればなるほど、自身に注意や助言をしてくれる人が少なくなっていく。そうなったときに、さらに高みを目指したいのであれば、自分で考え行動に移し、そして自分を納得させるしかない。だから、自分なりの“物差し”が非常に大事になってくるはずです。

僕もギターを再開し、なかなか上達せずに歯がゆい思いをしています。それでも何が自分で足りないのかを考え、それをクリアできるよう日々少しずつ努力していています。他人がどう思っているかはわかりませんが、僕も「自分なりの完璧」を追い求めています。だからこそ、トップアスリートだった人の言葉はとても心に突き刺さるのです。