猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

たこ焼き論

この手のスタンプカードは、なかなかスタンプが貯まらない上、財布の無駄な肥やしになってしまう。そんな僕にしては珍しく「築地 銀だこ」(以下、銀だこ)のスタンプだけは順調に貯めることができ、赤→銀→金と『○長 島耕作』ばりに順調にステップアップを果たしました。

関東圏でたこ焼きチェーンと言えば、ほぼ「銀だこ」一強。銀だこの売りと言えば、外側を高温で一気に焼き上げ、外はカリカリ、中はジュワ~ といった具合に、食感のコントラストを楽しめるところだと思います。

でも僕は言いたい。「なんで“表面がカリカリのタコ焼きが標準”みたいな風潮になってんだよォ??」と。

僕が小学生のころ、地元の駅の階段を降りると、軽トラの荷台でたこ焼きを焼いているおじさんがいつもいました。今で言う「キッチンカー」なのでしょうが、そんなオシャレなものでは決してない(笑)。親や祖父母にねだり買ってもらったたこ焼き。中学生くらいになるとお小遣いでも買えたたこ焼き。そのたこ焼きは、作り置きしてあるため、表面はフニャフニャ。中ももちろんフニャフニャ。でもこれが僕にとってのたこ焼きの味なんですよ。

……と思っていた矢先、こんな記事が。

news.yahoo.co.jp

 

関西出身の人に聞くと、銀だこみたいな「表面カリカリ」は関西にはなく、あまりこの手の食感は好きでないみたいです。結局、関東では「銀だこ」の対抗馬がいないため、表面カリカリがたこ焼きのデフォルトになってしまっていますね。そんな銀だこですが、買ってしばらく放置しておくと表面がフニャフニャになるので、あえて時間を置いて、電子レンジでチンしてからフニャフニャの食感を楽しむようにしています。