猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

俺流デジタルデトックス

もはや現代人の生活に欠かせない物となったスマートフォン。そんなスマホの濫用に警鐘を鳴らす1冊。

脳が形成される幼少期にスマホを多用すると、宿題など学習する時間をスマホに奪われてしまうだけでなく、スマホの使い過ぎによる睡眠不足から来る記憶力の低下を招きます。また、きちんと勉強している子でも、LINEなどの着信音に気を取られてしまうため、結果的に学習効率を大きく妨げるようです。コロナ禍以降、オンラインによるコミュニケーションがより浸透してきましたが、“見えない”相手との交流は、情操教育に悪影響を及ぼすようです。最終的には、若年期に健全に脳を鍛えなかった影響が、老後に認知症などの形で表れることが判明しています。

 

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本を読んだ自分なりの解釈になりますが、スマホなどのデジタル機器の浸透で、人間の持つ五感のうち、「視覚」に頼る割合が増えてしまったのだと思います。いま、スマホなどの機器の使用を一定期間遮断する「デジタルデトックス」の重要性が説かれていますが、あまり気合入れてやると、かえってストレスになるような気もします。


そこで、現在僕が実践しているのは以下になります。

1.手帳は冊子の物を使い、手書きにする
2.音楽はダウンロードでなく、CDを購入しプレイヤーで聴く
3.犬の散歩時はスマホは家に置いて出かける
4.入浴時、入浴剤を使う(アロマ効果)
5.ネットショッピングせず、必要な物は実際の店舗に出向いて買う
6.紙の辞書を使う


1は漢字など文字を忘れないために重要。古い手帳を見返して、「○年前の今日は、あんなことをやっていたな~」と過去を振り返るにも役立つ。

2は、目的もなくブックオフに行くと、掘り出し物のCDに出会えたりするので、それだけで楽しい。予算を決めて何を買うか、熟考するもよし。

3はさすがに、画面を見ながら歩くわけにはいかないしね。でもスマホ見ながら散歩しているクレイジーな飼い主もたまに見かける(笑)。

4はスマホは関係ないですが、嗅覚を使うために実践。

5については、そもそも東京のど真ん中に住んでいるのに、ネットショッピングに頼る意味がわからない。体を動かせ、足を運べ。本当に欲しいものは実際に見て触れて選べ。近年、問題になっているトラックドライバーの負担軽減にも遠からずつながるはず。

6については、いつでも辞書を持ち歩いているわけではないので、自宅にいるときなど可能な範囲で。


一見、デジタルデトックスはとても不便に感じますが、僕の世代だと子ども時代はネットに頼らず生き抜いてきたはず。認知症予防のためにも、無理のない範囲で、できることから始めればよいと思います。