なんとかお盆前に8月号を更新することができました。12日に更新したのですが、Facebook、Twitterでの告知が翌日になってしまい読者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。
http://liveupworks.com/f-article11_1.html
7月号、8月号の特集は外国人介護士をテーマにお届けしました。
2012年からEPA(経済連携協定)による外国人介護士の受け入れがスタートし、徐々にその数も増え、近日ニュースなどでも取り上げられるようになってきました。
しかし反対勢力(厚労省や日本介護福祉士会)も多く、賛成派も含め受け入れ態勢が一枚岩ではないことの問題点は今回(7月号)の記事でも指摘しました。
インタビューでご登場いただいた平出友久さんもおっしゃっていましたが、日本とフィリピンのEPAは、小泉政権時代に政府主導で決められた部分が大きく、関係省庁などとのコンセンサスを充分取らないままスタートに踏み切りました。反対勢力がいまだ多いのはこのためなんですね。
現在EPA以外にも、技能実習制度や経済特区などで外国人を受け入れる動きが強まってきています。しかしここでもトップの独断で物事を決めてしまうようではEPAの二の舞です。周囲との禍根を引きずった状態で一番困るのは来日する外国人たち。必死の努力でつかんだ日本へのキップなのに、肝心の日本がウェルカムでないなんてあまりにも可哀想すぎます。
政府も厚労省も、自治体も関係団体も、そして実際受け入れをする各施設も、中長期でのビジョンも視野に、受け入れのメリット・デメリットをしっかりと踏まえ、議論していただきたい問題だと思います。