猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

高校時代の英語の課題の話

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8月31日。小中学生だったころを思い出せば、1年の中でもっとも憂鬱な一日(笑)夏休みの宿題・課題を後回しにたツケを払う時期でもあります。でも自分の学生時代を振り返ると、課題にずっと追われていた時期もありました。

それは高校生のとき。自分はインターナショナルスクールに通っていたのですが、入学時から2年生の2学期ころまで、NHKのラジオ英会話のダイアログを丸暗記して、担当の先生と対面で会話をする課題が毎週ありました。

毎週4ページ分を丸暗記するのがとにかく苦痛でした。4ページ中、先生が選んだ2ページのみを会話するので、ヤマを張って1ページだけ覚えてこないとか、とにかくいかにしてサボるかを考えていました。

後に、24歳のときにイギリスへ語学留学するのですが、改めて英語を勉強し直して思ったことは、高校時代のダイアログの課題はほぼ役に立たなかったということ。

もちろん単語や文法は覚えるので“英語の勉強”には間違いなくなると思います。ただ、肝心の“しゃべれる”ようには決してなりません。やはり視覚で得た情報でスピーキングは上達しない。それだったら、ラジオで放送されたダイアログを録音して、まずはリスニングを叩きこんでからスピーキングに移行する。そこで聞き取れない単語があったときに初めてテキストを渡す。あくまで視覚からの情報は補助とする。このようなプロセスの方がよほど英語がしゃべれるようになると思います。

今はオンラインなどで、学校以外の場でも外国人と気軽に英会話ができるようになりました。当時はカセットテープの時代でしたが、今はハードディスクの進化で、ほぼ無限に音声データを保管・再生できるようにもなりました。学び方も時代に合わせてアップデートができるものだと思います。

色々つらつらと書きましたが、とにかく不真面目だった僕が言ってもあまり説得力ないかもしれません(笑)。高校を卒業してから早20年以上が経ちました。後輩たちは今でもダイアログの課題をやっているのかはわかりませんが、僕と同じような思いをさせたくないなあ、なんて思います。

 

 

 

 

 


追伸「インターナショナルスクール」て言うとソレっぽく聞こえるけど、ただの県立高ですわ。