猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

ヘビーローテーション


3大会ぶりにWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を制した日本代表。皆さんも連日連夜テレビの前で釘付けになったことでしょう。そんな興奮の中、コラムで同大会の放映コンテンツに苦言を呈する人が出てきました。

それはテレビ中継で使用された楽曲『Separate Ways(セパレート・ウェイズ)』に対するものでした。この曲はアメリカのロックバンドJourney(ジャーニー)の代表曲の一つで、勇ましいメロディとは対照的に、そのタイトルからもわかるように、男女の別れを歌った歌詞に批判が集まったようです。

https://spread-sports.jp/archives/188784

 

上記コラム以外でも、野球の試合にこの曲の使用はふさわしくないといった声はあったもよう。テレビ局になぜこの曲をチョイスしたのか問い合わせたところ、「あくまで曲(メロディ)が持つイメージ最優先で、歌詞の意味合いは一切考えてはいない」との回答がありました。

個人的に思うところは、楽曲の持つ意味云々よりも、CMを挟むタイミングで繰り返し曲がオンエアされたことに対する、過剰感が強いのだと思うんです。うちの嫁も気に入った曲があれば、繰り返し(一日中)室内でかけることがあるので、例えそれが良い曲であっても、次第に鬱陶しく感じて、なんだかその曲、ひいてはそのアーティストも嫌いになってしまいそうです。ちょっと大げさな例えかもしれませんが、人間、狭い空間に長時間閉じ込められると、気が狂ってしまうようですが、それに近いカオスがあるように思います。

昔、群馬にあるさびれたスキー場に行ったとき、なぜかジェームス・ブラウンの『SEX MACHINE(セックス・マシーン)』が無限ループでかかっていたのを思い出した(笑)。せっかくカッコいい曲なのに、過剰感によってその曲が嫌いになってしまうのは、なんとも惜しいものだなあと思いました。ゲロッパ!