猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

繁盛店のヒミツ

こないだ銀座の一等地にある某ラーメン屋(有名店ですがここでは店名を伏せておきます)に行った時の話。僕が高校生くらいのころから都内各地にあるラーメン屋で、やや空いていたこともあり久々に入ってみることにしました。

ラーメンが到着して、まずは一口。

ウン、美味い!!

 

 

エースコック「スーパーカップとんこつ味」と同じ味がして美味い!

 

この店、なかなか繁盛していて、銀座という好立地も手伝ってか外国人観光客の姿が目立ちました。それもそのはず。実は遡ること数日前に、某ハリウッドスターが来店し、お店で食事したときの様子を自らのSNSにアップしていたのです。ラーメンの値段は大体一杯1000円くらい。でも日本で生活する身としては、カップめんと同じ味がするなら、それを買って家で食ったほうがはるかに安上がりだよなぁと思ってしまいます。

僕が働く豊洲市場でも、やたら客が行列をつくる寿司屋があります。その店は、英語などに翻訳された外国人向けWEBサイトを持っており、来日する観光客に対するプロモーションもしっかりと実施しているようです。でもどの店も同じ市場内で魚を買っているわけで、この店が他と比べて格段に味が良いなんてことはありません。「空いているよその店で食えばいいのになぁ」と前を通るたびに思います。

「良いものを提供すれば必ず客は着く。繁盛する」という考えはもう古いのでしょうね。お店をオープンする前からの準備期間を含めて、成功するか失敗するかの勝負は始まっているのでしょう。


……でもホントにカップめんレベルの味だったな、この店(笑)