猿一匹 酔って候

介護の現場で働く人たちのための応援WEBマガジン「Live-up Worker」(リブアップワーカー)編集長大西のブログ。活動記録や日々思ったことなど綴っていきます。

「大手だから安心」実は危ない説

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有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅ポータルサイトに関する仕事をいただくようになってからずいぶんと経ちます。どんなキーワードを入れて検索しても、上位に来るのはやはり大手資本のところが多い。大手は当然広告費にお金がかけられますからね。

これから終の棲家を探す世代は、高度経済成長期にバリバリだった世代。そういった年代の人たちは、一部上場企業の肩書に弱いところがあり、“名前の通っている大手系列のホームだったら安心”という先入観もあると思います。しかし色々な方面の人に話を聞くと「大手=良質な介護、サービス」とは限らないみたいです。

閑話休題。先日東京の五反田で起きた、遊休地買い上げの巨額詐欺事件。ハウスメーカー大手の積水ハウスが55億円ものカネをだまされた事件がありましたね。普段TVを観ない僕ですが、この事件を取り上げた日の『報道ステーション』はたまたま観ていました。

そのときの報道で知ったのですが、犯人グループは積水ハウスに話を持ちかける前に、地場の不動産業者にも声をかけ商談の席を設けていたのです。しかしあまりのビッグディールに、業者は相当疑い深くなっていました。雑談の際に、「GWはどこか行きましたか?」と質問し、犯人が「田舎の〇〇へ帰省していました」と返したところ、「地元で何十年も事業(旅館)をやっているのに、別に故郷があるのはおかしい」と勘繰り、この取引を辞退したそうです。

このやり取りを見ていて思ったのは、中小の企業が、仮に数十億円の損失をしようものなら会社の存続自体が成り立たたなくなってしまうという危機感を第一に持っていたということ。つまり一獲千金のチャンスよりも、会社の存続というリスク回避が本能的に先んじたことになります。

一方で騙された積水ハウスの担当者は「他社にこの話を持って行かれたくない」という思い、そしてビッグディールを成立させて、社内でも一目置かれ、出世争いでも一歩リードしたいという気持ちが強かったのでしょう。この一件の担当者は恐らく引責退職している(少なくとも自分だったら会社にこれ以上居られないと考える)とは思いますが、同時に「仕事で失敗しても誰かがケツを拭いてくれる」という邪心というか甘さもあったと思います。こういった組織構造はやはり大手ならではの弱点と言えるかもしれません。

組織は大きければ大きいほど不満分子を抱える人間、そして教育や管理の行き届きが難しくなった結果、重大なミスや違反を犯してしまう人間は増えてきます。一方で中小は、経営者のカラーが色濃く出るため、そのスタイルに合う人・合わない人が生まれ、どうしても似た者同士で徒党を組んでしまう傾向にあります。福祉・介護の世界に置き換えても、どちらも問題であり、どちらの施設がベターだという正解はありません。

働く人、そして利用する人。自分から見て利害のある人がどのような人間であるかをよく見極めて商品購入やサービスの利用につなげなくてはいけないなぁと。金額が大きいほど、労力を要するほどその“目利き”は重要なものになってきますね。

コントの復権

何やらビートたけしが新しい試みを始めるみたい。

 

headlines.yahoo.co.jp

「コント番組」の制作ですか。確かにここ数年、しっかりと作り込んだコント番組があまりなかったような気がします。いや、もしかしたら存在していたのかもしれませんが、僕自身すっかりテレビを観なくなったこともあり、さほど世間から注目を集めることなく打ち切りになっていった番組も数多あることでしょう。

僕の中で「コント」と言えば、やはり『ドリフ大爆笑』。前身の『8時だョ!全員集合』が終了したのが1985年なので、こちらはギリギリ記憶にあるくらい。当時はスマホだのワンセグだの無かった時代。夕食の時間帯に家族そろって観ていた人も多いのではないでしょうか?

懐古主義者ではないですが、昔お茶の間を沸かせた「コント番組」にもう一度光が当たる時代が来てもいいかなと思います。ブームにはある程度の周期があると言いますが、おニャン子クラブをプロデュースした秋元康が、その数十年後AKB48を売るのに成功したように、もう一度コント番組がゴールデンの時間帯を飾る日が来るかもしれません。まあ、たけしなので「コドモに見せるな!」的な内容も多そうですが(笑)。

今回のコント番組ですが、芥川賞を受賞したピースの又吉の影響もあったそうな。たけしも70歳オーバーですが、いくつになっても他者から刺激を受けて、モノをつくることへの情熱と行動力を持ち続けるスピリットには本当に頭が下がります。この人を見ていると自分もそうありたいと思います。

フライパンへのこだわり

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自分は結構料理好きなのですが、よく居酒屋などで出てきたメニューを見よう見まねで作り自分のレパートリーに加えています。写真は、先日仕事の打ち合わせで先輩と行ったカフェで出てきたボウル(と言うとオシャンティですが、まあ丼ですね…)を自作で作ったものです。

ごはんの上にサニーレタス、軽く焼いたベーコン、きんぴらごぼう、アボカドを乗せ、その上からごま油をサッと垂らします。撮った写真を先輩に見せたところ(←女子か!?)、「なんか汚い、インスタ映えしない」と言われる始末……

写真を見てもらえばわかると思うのですが、きんぴらごぼうの色合いが全体的にくすんでいて、これではちょっと食欲そそられませんね。でも、実はきんぴらごぼうも一から作ったのです。

ごぼうとにんじんを千切りにしてフライパンで炒めます。ところが大西家のフライパンは結構年季が入っていて、長時間炒めていると、フライパン表面の鉄分が微妙に溶け出して食べ物に付着してきます。イメージとしてはよくないかもしれませんが、昔『料理の鉄人』に出ていた中華の鉄人・陳健一さんが、鉄製の中華鍋で加熱すると鉄分が溶け出すのだが、それによって鉄分の補給になるので体によい、と言ってました。

テフロン加工されたフライパンも持っているのですが、テフロン製は高熱になる反面、水分を閉じ込める感じがするので、強火で一気に野菜の水分を蒸発させたいときには不向きなような気がします(注:あくまで個人的な感想です)。

そんなこんなで使い分けてはいますが、見た目は悪くても自分で作ったごはんは不思議とおいしく食べられるもの。残暑がまだまだ続きそうですが、暑さを乗り切るには鉄分も重要な栄養素なんですよ。

 

東南アジアから来たヘルパーさん

今年のお盆も家族で集まりました。甥っ子が順調に成長して部屋を走り回るようになったり、弟のベトナム転勤が決まったりと平凡な暮らしの中でも毎年何かしらの変化が生まれているものです。

有料老人ホームに入居している祖母も帰ってきていました。やはり普段の食事で生魚が出ないせいか、刺身に手を出し満足そうでした。僕は隣にいて皿を手渡したり、食べ物を細かく切ってあげたりしていたのですが、何かをするたびに祖母は「ああどうもすいません!」と恐縮しきりで、僕が孫であるという認識はもうないのでしょうね(笑)。

横に座る祖母の箸が止まるたびに「あ、ほらヘルパーさん、ばあちゃん助けてあげて」と言う母と妹。僕は最近髪型を七三分けにしているのですが、色黒の肌と相まって、どうやら東南アジアから来ている介護士みたいに見えるみたい(汗)。

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↑写真はイメージです

人間、日々起こる変化には抗えないものですが、「いつまでこんな日々が続くのかなぁ」と、変化の中にもどこか平穏を求めてしまいます。

第一発見者の憂うつ

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先日、大相撲元小結の板井圭介さんが自宅で死亡しているニュースが報道されました。引退後、相撲協会に残れなくて八百長を告発した人ですね。

板井さんは一人暮らしで、本人と連絡が取れずに不審に思った元付き人が自宅を訪ねたところ、倒れている板井さんを発見したそうです。何でも水道の水が出しっぱなしだったことから急死の可能性が高いのではと言われています。

今年4月に僕の友人の結婚式があり、そこで中学時代の友だちから聞かされた話。中学時代、同学年だったA君。ある日別の友だちがA君の住むアパートを訪れたところ、首を吊って死んでいるA君の姿を発見したのだと。

病気・自殺の違いはあれども、第一発見者のショックは言葉に表すことはできないでしょう。またトラウマになってしまうかもしれません。

介護の世界でも、訪問介護ヘルパーの場合、上記のような第一発見者になる可能性は十分にあります。経験豊富なプロのヘルパーならば、いかなるケースでも「心の準備」はできているかもしれませんが、板井さんやA君のケースでは、当然心の準備などできているはずがありません。

独居高齢者の数が増えている現代、このようなケースが今後も減ることはないでしょう。連日の猛暑で、閉め切った部屋で熱中症になって帰らぬ人となった高齢者のニュースもよく耳にしたことだと思います。

ただせめてもの救いが、その人のことを気にかけてた人がいたということ。音信不通を不審に思い、その人の元へ馳せ参じたという事実。「もう少し発見が早ければ…」と悔やまれるかもしれませんが、自分のことを気にかけてくれた人がいた板井さんやA君は決して孤独なんかではなかったように思います。

 

ケイスケと名の付く男は逆境に強い(多分)

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 おはようございます! 連日のサッカー・ワールドカップの観戦で寝不足気味です。

日本ですが、初戦のコロンビア戦を2-1で勝利。続くセネガル戦も2-2で引き分けとかなり絶好調なのではないでしょうか。

日本は大会前にハリルホジッチ監督を解任し、本番直前の練習試合でも結果が出ずに針のむしろ状態だったと思います。それでも味方を信じ、自分を信じてここまで良い成績を残しています。スポーツは結果が全て。失うものはないのでこのままひたすら突き進んでほしいですね!

そういえば過去の大会を振り返ると、

98年フランス → グループ予選敗退
02年日韓 → ベスト16
06年ドイツ → グループ予選敗退
10年南アフリカ → ベスト16
14年ブラジル → グループ予選敗退
と来ています。

グループリーグ突破と予選敗退が交互に来ているので今回は行けるんじゃないかと適当な予想(笑)。ただグループリーグを突破した後に、なんとなく「日本サッカーは強い」「日本は世界に通用する」といった風潮が蔓延し、その油断からか次の大会ではまともな結果を出せていません。特に今回勝ったコロンビア戦では前半早々に相手に退場者が出たという運が味方したのも事実。

「ダメじゃん」→「やるじゃん!」→「やっぱダメじゃん」のスパイラルでここ数年来ていますが、常に安定した成績を残せるようなナショナルチームになっていってほしいですね。

そんな逆境に負けじと、私も昨日、日付をまたぎましたが(0時5分くらい)原稿を無事お客さんへ納品することができました(ロスタイム弾)。いつしか仕事の合間にリフレッシュで食べるミンティアは欠かせない存在となってしまいました。結構な消費量です。ただ食べ続けたせいか“どんな難題を出されていても切り抜けられる”という何の根拠のない自信だけは常にあります(笑)。

朝の来ない夜はない。今いる状況を何とか抜け出せる術はあるはず。暗い闇に包まれていた日本に、いま朝焼けの光が差し込んできた瞬間なのではないでしょうか。

人生100年時代ってマジですか…?

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最近「人生100年時代」という言葉をよく耳にします。

医療や衛生環境、食生活が大きく改善されたことにより、日本人の平均寿命は男女とも80歳を超えました。長寿命化にともない、長くなった余生を充実かつ安心して乗り切るために、金融や保険も「人生100年時代」を謳い文句にあの手この手で商品を展開し始めています。首相官邸のHPでも大きく紹介されていますね。

www.kantei.go.jp

確かに平均寿命が延びているのは事実でしょうが、正直「100年」という数値には疑問を抱いてしまいます。今現在の高齢者は、多くが戦争もしくは戦後の貧しい時期を経験している人たちで、粗食で健康な体づくりに努め、ガンなどの病因となる環境汚染物質にもさほど触れずに生きてきた人たちです。

しかしこれから高齢期を迎える人たちは、言ってしまえばもっとユルい環境下で生きてきた人たちで、いくら医療や食生活が良くなったからといって、きちんと長生きできる素養がともなっているとは思えません。

先日骨折で入院している祖母のお見舞いに行ってきました。祖母は90歳。認知症の進行もあり、骨も弱っているので、これまで何度も入退院を繰り返しています。これまで介護をしてきた母も「(長生きでも)生きているのではなく、生かされているだけなんだよね」とポツリと嘆いてました。

今国を挙げて「介護予防」に取り組んでいるのはご存知でしょうが、病気やケガ、認知症と無縁で100歳を迎えられる人なんてまずいないでしょう。これが現実なのに「100歳まで元気」「生涯現役」「最期まで自分らしく」といった根拠のないポジティブな言葉が目立ち、「人生100年時代」は数値だけが独り歩きして、そこにたどり着くまでに待ち構えている困難を排除しているような気がします。

誰しも独力で高齢期を乗り越えることは難しいでしょう。見守る家族、介護スタッフ、いずれの手も足りていないのに、“ただ生かされているだけ”の100歳が増える世の中を、一体どれくらいの人が想像し危機感を抱いているのでしょうか?