猿一匹 酔って候

Live-up Works(リブアップ・ワークス)主宰、大西啓介のブログ。2012年からフリーライターとして活躍。企業のPR媒体から、ごみ、リサイクル問題、老人福祉などの分野をメインに取材・執筆活動を行う。現在は東京都豊洲市場に出入りして水産分野でも活動中。

欠点だらけのディスポーザー

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突然ですが、皆さん「ディスポーザー」ってご存知でしょうか? シンク(流し)の排水溝に蓋をして、その蓋をひねると内部の攪拌機が動く仕組みで、構内にたまったごみを細かくすりつぶし、そのまま廃水と一緒に流してくれる機械です。

ウチのマンションにもディスポーザーが付いているのですが、たびたび攪拌機が回らない、水が詰まるといった状態に見舞われます。(ウチの嫁の)使い方が悪いというのも原因の一つではあるのですが、定期的にディスポーザーの点検に来る業者の人に聞いたところ、ディスポーザーには欠点が多く、各地で修理依頼が殺到しているようです。

内容物をすりつぶして流すため、詰まりの原因となる目の細かい繊維質は不向き、粘着質のある米もNG。さらには硬い物(卵の殻など)もダメで、一体何なら流していいの!?とツッコみたくなります(笑)。

ところがメーカーは「何でも流せます!」というのを謳い文句にしているようです。NGなものを並べていくと枚挙にいとまがなくなるため、「なんだこんな機械使いものにならねえじゃねえか!」とならないよう、デメリットは極力表にしないようにしているみたいです。

技術的に欠点が多いことは仕方ないかもしれませんが、その説明をユーザーにしないまま売るだけ売っといて、クレームの矛先が点検業者に向けられるのも問題なような気がします。実際にユーザーと接するのは点検業者の仕事。作る側とメンテナンスをする側とのコンセンサスが取れていないというのは、あとあといろんな問題に発展しかねないのではないか… そんなことを思いました。

まあトラブルを防止のため、素直に手でつまめるごみは三角コーナーを用意して捨てれば済む話なんですけどね。